電子タバコ、VAPE用に食品香料のT&M「吟醸酒フレーバー151」がdiyリキッドにどれくらい使えるかの検証です。
感想:酒まんじゅうの香りが楽しめるリキッド
結構前・・どれくらいだろ。3カ月以上前かも。ベース7:フレーバー1で割って放置していたのですけれど。
レビューしてみよ、と思って吸ってみたところ、何の味もない。あれ?割ってすぐに吸ったときは安めの日本酒感がすごかったんですけど。時間がたつと香りが飛んじゃう?そんなことあるのかなぁ。
しばらく吸っていると、若干麹っぽい香りがあるかな、ってくらい。マスカットと混ぜてみるとそれはそれでよい感じ。マスカット酒だね。
といっても数カ月放置したものをレビューしても、と思いまして。
ものは試しと香料原液を吸ってみたところ、酒まんじゅうの香り。結構アルコール感もあって、セッティングがボアなせいもあり、熱燗の香りともいえる。かなり芳醇。これはこれでアリじゃないかな?
といってもなんというか雑味というか爽やかさに欠ける感じでもあるので、マスカットに足してみたりするといい感じかもしれない。
自作リキッドの配合レシピ
記憶の中で一番おいしかったのがなんと「割らずの直吸い」という。ベースやニコリキは参考程度で。
ベース液
大体PG:VP=5:5で作っています。お好みで調整してください。
プロピレングリコール 45ml
ベジタブルグリセリン 45ml
大きいボトルに入れて事前にたくさん作っておきます。
ニコチン入りにしたい場合
私は100mg/mlのニコチン原液を使っています。
90ml程度のベース液にニコチン原液1mlを入れて、最終的にニコチン濃度1mg~2mg/mlのリキッドを作ります。
キック感がほしければ、ソルトは非推奨。「吸った感じがない」とたくさん入れすぎて中毒になる人もいるそうですよ。注意です。
ニコチンは無色無味無臭ですが、とても管理が必要です。劇薬ですからね。生死にかかわるレベルです。ドクロマークでも付けて保存しましょう。
温度が高いと赤っぽくなっていきます。冷蔵庫の保管がおすすめです。
個人輸入(HILIQ)
ニコチンの入手は個人輸入が基本と思ってよいです。 私はHILIQを使っています。
詳細は Beginner Vapers School のニコチンを個人輸入する方法をご参照頂ください。
香料、フレーバー
自作リキッドを作る人の間ではとてもメジャーになっているT&Mさん。
T&Mの公式・香料購入ページはこちら
今回は吟醸酒フレーバー151のみ。
プロピレングリコール95.9%!これはこれですごい。直吸いに至った理由でもありますけど。さすがにエタノール入ってるのは直はしんどいですね。
レシピ、比率
香料:ベース液=1:7
ちょっと見直しは必要かなって思います。
・30mlのユニコーンボトルにベース液を14ml入れます
・香料を2ml入れます
・ガンガン振ります
おしまい。
香料は入れる部分が次の写真のようになっていて、スポイト等使わずにポタポタと垂らしていけるのですが、「狭くて出にくい!」という場合は、「空気穴が上を向いているか」を確認して、「ちゃんと向けてるけど遅い!」という場合はつまようじか何かで穴を広げてあげると良いかと思います。
「減りが早い」という方
低抵抗高出力、爆煙系のセッティングですと、とんでもない勢いで無くなっていくかと思います。
抵抗を1Ω程度、ワット数を20W程度にすると随分変わるかとおもいますよ。
なんかイガる、ドライヒットしやすいという方
気温が低くなっている場合、VG比率が高いのかもしれません。VGの方が粘度が高いので、供給が追い付いていない可能性があります。
PGの比率を上げてみてはいかがでしょう?
ガンクは付きやすい?
ずっと吸ったわけではないですが、結構サラサラしていてあまり付きそうにはないです。
コイルやアトマイザー、MODの設定
YURIをシングルコイルで0.64Ω。SUSの26gaを内径3φで7~8巻。フローは片側だけに設定して1/5開程度です。
MODはEleafのPicoXで、18W。ゆっくり吸う感じ。
費用計算:割れば激安
ベースで割るなら50ml作るとして、215円です。送料やボトル代を含めるともうちょいかも。
タバコ1本が0.1mlという話がありますが、普通に使うには若干怪しい。何倍にすべきか悩ましいですが1箱3mlとしましょうか。
VAPE1日の使用量を3ml、月に100mlとすると、次のようになります。
大容量・激安を求めるなら自作が一番!下の表で4.3円(9円)は
4.3円:香料を100mlで買った場合
(9円):香料原液で吸った場合
です。割るけどね。
1ml | 4.3円(9円) |
10ml | 43円(90円) |
30ml | 129円 (270円) |
50ml | 215円 (450円) |
60ml | 258円 (540円) |
100ml | 430円 (900円) |
ベース液、香料の費用内訳
ベース液(VG50PG50+ニコチン)を40mlで多めに見て150円弱
(PGでまとめて500円/200gだから100円/40g、ニコチンが500円/30mlで17円/1ml)
香料10mlで80円(800円/100ml)
初心者向け自作リキッドの作り方
まったくの初心者の方は Beginner Vapers Schoolにて、VAPEの基本から、コイルやリキッドの作り方等を記しておりますので、よければ見てくださいね。
リキッド自作のに使ったボトル等の道具
ユニコーンボトル。容量30ml×5本で290円。ボトルは送料から、楽天よりもアマゾンの方がお得です。個人的にはプライム品が安心かなーと思ってます。
ユニコーンボトル。ベース液は大きいもので作って、貯めています。
目盛り用のマステ。測ってもいいし、目盛り付きのボトル買ってもいいです。とりあえず容量が分かるようにします。
プロピレングリコール。アマゾンのファンタジー200g×3パックを愛用してます。
ベジタブルグリセリン。同じくアマゾンのファンタジー250g×3パック。
ニコチン原液。HILIQの100mgを使ってます。30mlが使いやすい。冷蔵庫保管がいいですよ。
混ぜる道具。大容量分作るときにあったら便利だけど、そんないらない。手で振るだけでもいいです。
まとめ:自作リキッドにオススメできる?
PG95%のおかげで直で吸えないこともないマレな原液。癖が少し強いので常用はつらいけどたまーに吸ってもおもしろい。二日酔いで頭痛くなりそうですが。
家でブログ書きながらのんびり吸うには面白いリキッド。フルーツ系に合わせればちょっと深みを出したりできるのでは?という可能性を感じます。
実際にパイナップルと合わせてみると確かに後ろに麹の風味もあって、面白いかな。いくつかを混ぜてみるお試しにはとっつきやすい原液かと思いました。