ワタシは人にVAPEいいよって進める時に
紙巻タバコよりもぜんぜん安いよ!
って言うんですけどホント?って思いまして
検証してみました。
トータルコスト比較(年換算)
手法 | ランニングコスト | 部材費 | 合計 |
紙巻 | 164,742円 | 1,800円 | 166,542円 |
煙管 | 42,639円 | 21,328円 | 63,967円 |
VAPE | 7,107~48,776円 | 9,901円 | 17,008~58、678円 |
という結果になってます。
年10万以上安いよ!ってことですね。
紙巻が増税していくので、徐々に差が開くとはおもいつつも。
ニコチンの価格が上がったり、ってのもありますのでご参考程度で。
「どんな計算で比較したのか知りたい!」という方は読み進めてください。
VAPEコストの比較対象
計算の前提として、何を比べるのかの確認です。
紙巻たばこ
一般的な紙巻煙草です。
銘柄ではセブンスターやフィリップモリス、マルボロ等々。
2018年の平均喫煙本数は男性 17.7本 女性 14.4本(JT プレリリース)
令和1年度第1四半期の銘柄別販売実績によると、販売数量が最も多かったのはシェア4.1%の「セブンスター」(一般社団法人日本たばこ協会 販売実績より)
平成30年の全年齢平均喫煙率は男性が27.8%、女性が8.7%(最新たばこ情報より)
手巻きたばこ
あまり聞いた事のない方もおられるかもしれませんが
【シャグ刻葉】 コルツ グリーンティー 40g & スローバーニングペーパー 1個セット 価格:1050円(税込、送料別) (2019/9/22時点)楽天で購入 |
こんな感じの品で、紙巻タバコの葉っぱだけがたくさん入ってます。
シャグって呼ばれます。
私はこれを煙管で吸っていました。だって巻くのめんどいんですもん。
これはこれでおいしい。
和服にもいいですよ。
VAPE
コットンにリキッドを染み込ませ、コイルを通電により暖め、蒸気を吸うもの。
使うのは
プロピレングリコール
ベジタブルグリセリン
香料
ニコチン(人による)
てとこです。
比較条件の検討
ものすごく悩んだ!
といいますのが筆者基準ですと
- 紙巻たばこは1度火をつけたら1本、約1gを吸う
- 紙巻たばこでも、葉の部分を切って煙管で吸うと、1/4本程度で満足する
- 手巻きは、紙で巻く人は1本吸うけどセッティングで量が変わる
- 手巻きを煙管で吸うと、1回は概ね1g未満になる
- VAPEなんて1回をどう分けるの
といいましても。
私が1日に紙巻たばこ1箱を吸っており、煙管+シャグでは1週間~10日程度で40g/袋になっていたのは確かです。適した比較基準はないものか。
財務省のたばこ税等に関する資料に次の記述がありました。
葉巻たばこ及びパイプたばこは1gを1本に、刻みたばこ、かみ用及びかぎ用の製造たばこは2gを1本に、それぞれ換算する。
財務省のたばこ税等に関する資料
つまり。「煙管+シャグ」で吸う方がむしろイレギュラーなのかもしれない。「煙管+シャグ」は紙巻きをちぎって吸うのと同じなのだと仮定します。
「煙管+シャグ」での一服を1/4本とすると1回0.25gとなり、40g/袋/10日ですと4g/日となります。16回/日吸っていたことになります。詰める量も前後しますから、まぁ近しいと考えてよいでしょう。
余裕をみて5g/ 紙巻1箱としておきましょう。
次にVAPE。「1mlでタバコ一箱とおなじ」ってSHOPの人がよく言いますけど、ウソじゃね?って思います。アトマイザーが消費量多いだけかもしれません。
かといって他にこれといった基準もありませんので、多いほうで試算するのは問題ないかと考え、3ml/紙巻1箱としておきましょう。
比較条件の設定
前段より
紙巻たばこ1箱
=手巻(煙管+シャグ) 5g
=VAPE 3ml
として比較します。
たばこ一箱に対しての費用計算
紙巻
最もシェアの高いセブンスター 510円(2019年10月1日~予定)/箱
手巻き
比較的メジャーなCOLTSが1050円/40gなので、132円/紙巻1箱
VAPE
日本生産 りきっどや グランドタバコ 100mlで1,620円なので、49円/紙巻1箱
→ ニコチン原液 ($12.5≒\1,400/10000mg/100ml)にて5mgに調整とする
3mlを5mgにするために0.16ml入れるとして2.5円なので、合計約52円
小江戸工房 Coe de Sex on the Beach 30mlで1480円なので、148円/紙巻1箱
→ ニコチン原液 ($12.5≒\1,400/10000mg/100ml)にて5mgに調整とする
3mlを5mgにするために0.16ml入れるとして2.5円なので、合計約151円
HiLIQの香料原液 ($9.99/30ml)+ PGやVG (約800円/270ml)≒1900円/300ml
→19円/3ml/紙巻1箱
3mlを5mgにするために0.16ml入れるとして2.5円なので、合計約22円
あれ?計算合ってる?って悩むくらい差がました。VAPEの数字はそれぞれ高めに見積もっているのですが。間違いがあれば指摘ください。
部材費用比較
ランニングで差が出たとしても、イニシャルやメンテでお金がかかったら意味がありません。
一部のメーカーさんにVAPEの本体は1年程度が寿命という表現がありましたので、1年単位で考えて見ます。
紙巻たばこ
ライター 月に1個 150円×12=1800円
合計 1,800円
煙管+シャグ
煙管 3ヶ月に1本 2500円×4=10,000円
モール 月に1袋 540円×12=6,480円
清掃エタノール 3ヶ月に1本 762円×4=3,048円
ライター 月に1個 150円×12=1800円
合計 21,328円
VAPE
アトマイザー DESIRE YURI RDA 22mm 2,690円
MOD Eleaf iStick Pico X 3,750円
バッテリー 18650 VTC6 3000mAh 2本 2590円
コイル GEEK VAPE / SS316L ワイヤー / 30 Feet (26ga) 460円
コットン Loft メイクアップコットン 411円
合計 9,901円
煙管は丁寧に扱えばもっと安いのですが、高めに試算しています。VAPEはバッテリーが半年でダメになると想定しています。
トータルコスト比較(年換算)
ここで冒頭の数字に戻ります。男性の喫煙率の方が高かったので、男性平均の17.7本/日より計算します。
手法 | ランニングコスト | 部材費 | 合計 |
紙巻 | 164,742円 | 1,800円 | 166,542円 |
煙管 | 42,639円 | 21,328円 | 63,967円 |
VAPE | 7,107~48,776円 | 9,901円 | 17,008~58、678円 |
計算としては幅のある部分は高めで出しています。
紙巻たばこは、下がる余地はあまりありません。
煙管は、よほど雑に扱わない限りここまで部材費は上がりません。ランニングももう少し安いかな、という印象もあります。
VAPEはリキッドにより変わりますね。もっと高価なリキッドを使えば、タバコをちぎって煙管で吸う方が安くなりそうです。あまりする人はいなさそうですけれど。MOD等々が1年で壊れるかというと、実際わかりませんし。コイルやバッテリーも1年ではなくならないでしょうし。
T&M等のフレーバーを使って作れば更にコストダウンになりますが、HiLIQ等の原液を薄めるのが費用対効果的に良いかもしれません。
ちなみにT&Mマスカットが800円/100mlなので、フレーバー濃度20%で作ると
フレーバー(800円/100ml)+PGVG(893円/400ml)+ニコチン(約965円/26.32ml)
→約530mlの5mgで2658円程度。1日3mlなら15円、年間5,500円でした。
※注意
それぞれの送料は計算に含んでいません。
VAPEの3ml/日がずれると大きく結果が変わる可能性があります。
結論
リキッドの使い方次第ではVAPEがずば抜けて安い。
高いリキッドを吸い続けたら月に5000円は超えるかもしれません。それでも普通に紙巻を吸うよりは、かなり安く抑えられます。
最後まで読んだ方、おられるのでしょうか。
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