VAPE初心者へのリキッド系用語説明とDIYリキッドの作り方

リキッド

こちらは Beginner Vapers School にてリキッドの入手方法をまとめたページです。

本投稿の対象、目的

本稿はVAPEを始めてすぐの「用語も良くわからん」方が、
 ・リキッドってどんなもの、と分かるようになる
 ・必要なものがわかる
 ・自作リキッドの作れる
となることを目的にまとめています。

VAPEリキッド関連の用語説明

リキッド
 VAPEで吸う液体の総称です。PG,VG,香料でできています。

ノンニコ
 リキッドのうちで、ニコチンを含んでいないリキッドの総称です。

ニコリキ
 リキッドのうちで、ニコチンを含んでいるリキッドの総称です。
 日本国内での譲渡販売は薬事法により禁止されています。
 海外より買う際には120ml/月の輸入量が基本的に上限です。
 120mlはニコリキ全てに対してです。濃度は関係ありません。

ニコチン原液
 PGやVGにニコチンを3~100mg/ml含んだもの。自作(DIY)に使われます。
 月間120ml以内に含まれます。
 高濃度を買って目的の濃度まで薄めるのが一般的。
 ニコチンは毒薬です。取り扱いは厳重に注意。
 デリケートなところもあるので詳細はまた別エントリーにします。

ベース液
 PGVG 、混合液の総称です。
 PG50:VG50等の混合品もありますが、個別でPGVGを買って混ぜるほうが良いかと思います。
 最初は割り切ってPG100か、PG:VG=50:50辺りから好みに合わせて調整されるのが良いかと思います。

PG
 プロピレングリコール。リキッドの主原料で、サラサラです。

VG
 ベジタブルグリセリン。若干粘度がある液体で、PG に加えます。煙量が増え、香料が乗りやすい、
 といわれています。ほんのり甘いです。

ファンタジー
  PGVGのメーカー名。PGやVGは薬局でも買えますが、純度が違います。
 最初はこちらをオススメです。

スティーブ
 リキッドを酸化させる等一定期間置いておくこと。エイジング。
 密閉したまま行う、開放して行う等、筆者の知る限りしっかり定義されたものはありません。
 なじませる、という意味合いがあります。
 DIYでは特に香料にエタコールが含まれる際に、アルコールをなくす為に置いたりします。
 その場合は開放の方が良いかもしれません。

ベイパーズタン
 まったく匂いを感じなくなる体の症状のこと。
 同じリキッドを吸い続けている、DIYの濃度が高すぎる等が原因で、嗅覚が麻痺して
 匂いを感じることができなくなることがあります。
 少し時間を置く、もしくは別の匂いを嗅ぐことで治まることが多いです。

割合
 「全体に対して香料をN%」等と表現される際に「体積%なのか重量%なのか」と悩む方
 もおられるかもしれませんが、私は体積がよいかと思います。
 主原料のPGの比重が1.038程度であることから影響も少ないでしょうし、楽です。
 「おれは重量でやるぜ」と天びんを使うのも全然アリかと思います。

ニードルボトル・ドロッパーボトル
 先端に針の付いているボトル。RTA系アトマイザーの逆リチャに便利です。

ユニコーンボトル
 多くの人がリキッドを入れるボトルの名称。下の写真のようになっています。
 持ち歩くなら30mlくらいが良いのではないでしょうか。好みでどうぞ。
 メモリ付きのマスキングテープ等を貼ると使いやすいです。
 メモリ付きのボトルもあります。

ユニコーンボトル

リキッドの種類

メーカー品

初心者が失敗しないVAPEの選び方~ショップがない!~ にて挙げた
日本生産 りきっどや グランドタバコ
小江戸工房 Coe de Sex on the Beach
等、メーカーが、VGやPG、諸々の香料より作ったもので、この時点で基本的には完成品です。
一番ハズレが少ない・・と思いきや意外とハズレもあります。

メーカー原液+PGVG

HiLIQの香料原液
等で売られているものを、PGVGで割って完成させるものです。
カルピスの原液のようなイメージですね。

PGVG+市販香料

PGVGに、メーカーの香料ではなく食品香料等を混ぜてリキッドにするものです。
やはりメーカー品には味は劣りますコスパはかなり良いです。ここを立ち上げられるかで随分とコスパが変わります。

素グリ

香料もなにもなしの、PGVGです。色々面倒になってここに落ち着く人もちらほら。
コスパNo.1です。

メンソール

PGVGハッカ結晶を飽和まで溶かしたもの。味がしまらないときやマスカット系等に便利で、ブレンドを間違えたときでもごまかしてくれます。
紙巻タバコではメンソールを吸わなかった方でも持っておいたほうが良いです。

リキッドの作り方

  1. メーカー品
    基本的にはそのままです。何か加えたい場合は、最小限で風味を損なわない
    ようにするのが良い。
    ただ、一部のメーカーには「ある程度希釈すること」を前提に作っておられる
    ところもあります。
  2. HiLIQの香料原液 等+PGVG
    メーカー指示に従って薄めます。
    例えばHiLIQのフラミンゴでしたら、8~15%に薄めることになります。
    つまりベース:原液を92:8~85:15にする、ということです。
  3. PGVG+ 食品香料
    製品によりますが、ベース液8:香料2等で混ぜます。
    こちらは手探りしかありませんので、一つ例を挙げます。

    ユニコーンボトルを準備します。
    次を入れます。
     マスカットフレーバーを20~25%( テイアンドエム株式会社
      PGを40%
      VGを40%
      メンソールを数滴
    振ります。
    スティーブしましょう。

    こちらのフレーバーは特に開放でのスティーブはしなくても大丈夫です。
    必要かどうかはフレーバーにエタノールが含まれているかで判断するのが良いかと思います。
  4. メンソール
    ハッカ結晶を準備します。
    ユニコーンボトルハッカ結晶 を8割程度まで入れます。
    PGを、結晶が全てつかる程度まで入れます。
    結晶がどんどん溶けていきますので、1日~2日程度放置します。
    容器によってもし耐圧が足りないと怖いので、フタは圧力が逃げる程度には開けておきます。
    全て溶けたら、また結晶を足します。
    この工程を「若干の結晶溶け残りができるまで」繰り返します。
    溶け残ったら、少しだけPGを足して、全て溶かしましょう。

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